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今日wikipediaから得た知識

バット・ハウス
 
 野生のコウモリに巣作りさせるための小屋。「バットボックス」という、コウモリ用の巣箱みたいなものもある(入り口が下向きに付いている)。
 開発からコウモリを保護するためだったり、害虫駆除目的でコウモリを呼び寄せるのが目的だったりする。
 欧米では「ガーデニング用品」として販売されているらしい。
 
 国内でも成果が挙がっている一方、1億円かけて作った人工洞窟(空港建設から希少なコウモリを保護する目的)に肝心のコウモリが住み着かないという例も。
 愛知県の岩倉市自然生態園でも、折角作った「こうもりタワー」にコウモリが住まないらしい。(「アメリカで見かけるものそっくりだが、日本とアメリカではコウモリの種類も生態も違う」という指摘もhttp://www005.upp.so-net.ne.jp/J-BAT/SBAT/HOUSE.HTM
 
 勝手に屋根裏に住み着かれて迷惑、という話がある一方、用意した場所には住んでくれないとか、やはり生態を踏まえないと難しいものなんだなと思う。
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返信先tetora2
id:tetora2
はて。元記事、「女性が過半数になった。それでも現場は回っている」ということ自体は別に「間違った情報」ではなかったのでは……?
AAについても全く言及してませんし。

そこへ「アメリカでは女性にはAAがあって云々」と言い出すのは……。

あと、脇道ながら、「ダブルスタンダード」の意味を誤解しておいででは?
 
「黒人はマイノリティであることを理由に下駄を履かせるけど、同じマイノリティであるヒスパニックには下駄を履かせないよ!」みたいなのが「ダブルスタンダード」でしょう。
一方、「小学生以下は3問正解で合格、大人は全問正解が必要」みたいなのは合理的なハンデであって、ダブルスタンダードとはちょっと違います。
(たしかに基準(スタンダード)が2つあるわけだけど)
 
 私は別に「マイノリティに有利なら良し」って言ってるわけではありません。
 差別を是正するには一定の補助が必要であろうけれど、どの程度の補助が適切かは時と場合によります。
「内容が適切であるかどうかは常にチェックが必要」と書いた通りです。どうぞ誤解のなきよう。
 
 ともあれ、東京医科大の件については合意に達することができたようなので私は満足なのですが、最後に、おっしゃっていた
「非公開の採点基準で加点減点が不明なので裁判に」
 なった事例が、どこの大学でいつごろあった裁判なのかご教示頂いてもいいでしょうか?
 私の力では検索してもそれらしきものが発見できず、その後の経過も含めて興味があるので……。
 
 あと、最初のブコメ、
「人種や性別の差だけでSATの得点が同じでも当落が分かれる」
 とのことなのですが、私が検索した範囲では、人種によって加点がある、という話は色々出てきたのですが、性別によって違いがある、という話が私には見つけられませんでした(企業ではあるとのことなのですが)。
 すみませんが、どこの大学の話か教えて頂いて良いでしょうか。どの程度の加点があるのか知りたいので。
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filinion id:filinion

 東京医科大学が女子志望者の点数だけ減点していた件に関連してid:tetora2氏にお返事。
 はてブでやりとりしていたのですが、100字では埒が明かないのでこちらに。
 
 氏以外で読まれる(奇特な)方のために、これまでの経緯をまとめておきます。
 
 発端は、先日あった以下の記事。

「東京医科大学が恐れた未来はすでにアメリカで起こっている」
https://cakes.mu/posts/21991
 
 タイトルがミスリードを誘いますが、要は
「アメリカではメディカルスクールに入学する女性が年々増加しており、2017年にはついに半数を超えた」
「女医が増えても世界は崩壊しない」
 というのが趣旨です。
 
 これに対して、id:tetora2氏(以下「T」)がブクマを書き、それに私(「F」)がidコールを送ってやりとりが始まったわけです。
 
T:出羽守がアホな記事出してる。
 アメリカの大学では男女、人種で合否が変わる。
 人種や性別の差だけでSATの得点が同じでも当落が分かれる。
 こんなもんアメリカ在住なら常識なんだが、こいつはエア在住者か?
 
F:アファーマティブアクションと本件を混同してる人がいるが、東京医科大は内密で減点した上に合格者の男女比がおかしいからダメだろ。
 
T:米国の大学も採点基準の全てを公開している訳では無いし、合格者の男女比や人種比も問題になっている。
 自分の知っている範囲だけで都合のいい外国を語る者を「出羽守」と言う。覚えておこうね。
 
F:いや、採点基準の非公開と「減点してる」自体が秘密なのを混同してはいかんでしょう。
 向こうは人口比を超えて「調整」したりしないでしょうし。
 まあ「公平な調整とは何か」は難しい問題だ、って話はわかりますが。
 
T:非公開の採点基準で加点減点が不明なので裁判にもなりました。
 受験者の属性と比較しておかしいので指摘され、大学側が公開しました。
 アファーマティブアクションが公平性を奪っている象徴の一つです。
 
 ……と、以上がこれまでの経緯。
 
 私の立場を書いておくと、
「アファーマティブアクション(以下AA)は時には有益。
 しかし、内容が適切であるかどうかは常にチェックが必要。
 東京医科大がやっていたのはただの差別であって、AAとは呼べない」
 というものです。
 
 何がどう問題かというと、
 
1・女子を減点していることが秘密だった。
2・入学者の比率がおかしい。
 
 の2点だと思います。
 
 まず第1の点ですが、例えばもし、日本医科大が
「男子は成績の悪い受験者ばかりで、上から順に取ると合格者がみんな女子になってしまう。
 これはダイバーシティの観点から好ましくないので、合格者が男女半々になるように合格させます」
 ……と明言して試験を実施していたら、問題はずっと小さかったでしょう。
(それでも賛否両論あると思いますが)
 
 弁護士ドットコムでも
「説明義務違反として損害賠償請求が認められる余地はあります」
 という指摘がされています。(https://www.bengo4.com/iryou/n_8332/
 
 一方、米国のAAでは(tetora2氏の指摘によれば)調整の内容が非公開な場合もあるとはいえ、
「AAを実施している」
 こと自体はみんな知っているわけです。
 知らされていなければ、妥当性を検証することもできないですからね。
 
 この点で、問題の件はAAとは異なります。
 
 第2の問題として、合格者が上記の「男女半々」とかではなかった、という点があります。
 
 東京医科大の資料(http://www.tokyo-med.ac.jp/med/media/docs/med-data.pdf)によれば、同大学の医学部医学科の一般入試の男:女の比は、
 
受験者 2196:1481
一次試験合格者 412:217
二次試験合格者 198:43
 
 ……となっており、女子を減点した結果
「元々多い男がますます多くなる」
 という現象が発生しています。
 
 マイノリティにとって不利になっているわけで、こんなのAAと並べて論じる方がおかしい。
 
 さて。
 それでtetora2氏なんですが……。
 
 実は、氏が何をおっしゃりたいのかよくわからんのですよね。
 
 idコールを送った当初は
「アメリカでも人種や性別によって下駄を履かせてるんだから、日本でもやって当然だ」
 というご意見なのかと思ってたんですが、どうもそうではなく、AA自体に批判的であるらしい。
 
 AAが不公平だっていうなら東京医科大はなおさら不公平だろうと思うんですが。
 
 余談ながら、氏が書いている
「採点基準で加点減点が不明なので裁判にもなりました」
 が具体的にどの事例なのか発見できませんでした。
 
 しかし、AAって、一般には
「合格者のn%を黒人にする」
 とか
「ヒスパニックはX点を合格点とする」
 といった仕組みが明示されてる方が多いんじゃないんでしょうか。よく知りませんけど。
 
 第一、おっしゃるように「基準が不明なので裁判になった」なら、裁判の争点は「基準を公開すべきか否か」なわけで。
 AAを実施すること自体の妥当性は争われていないことになります。
 そういう、レアで限定的なケースを
「アファーマティブアクションが公平性を奪っている象徴」
 というのは持ち上げすぎでは……?
 
(いや、実際、AA自体の合憲性が問われた裁判も複数あると思うんですが、氏があえてそれを例に挙げない理由もよくわからない)
 
 AAの基準が非公開な大学があったことが問題で、裁判にもなっていて、公平性を奪っていることの象徴だ、というご意見なのであれば、減点自体を秘密にしていた東京医科大はますます問題だ、ってことですよね?
 
 なので、氏が元記事に批判的な理由がよくわからないのですが……。
 想像するに、「試験は人種や性別による調整なしに行われるべきものであって、AAは不公平であるし、東京医科大の行いは論外だ」
 というのが氏のお立場なのでしょうか?

(さもなくば、単に「本当はアメリカではこうだ!」って言ってみたかっただけとか……。
 いや、そんな氏自身が出羽の守だなんてことはよもやあるまいとは思いますが)
 
 ともあれ、こっそり女子を減点していたのは問題、という点では氏と合意できたようなので、まあこれでお返事は終わりでよいかな、と思っています。
 読んでくださってありがとうございました。
 
・引用したtetora2氏のブコメ

http://b.hatena.ne.jp/entry/368666759/comment/tetora2
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/368666759/comment/filinion
http://b.hatena.ne.jp/entry/368725085/comment/tetora2
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今日wikipediaから得た知識

アルヴィン・ザイフェルト
 
1890年生まれのドイツの造園家。
コンポスト法の開発者で、後の有機農法に続く流れを作った人。
また、「風景にやさしい高速道路」という理念の元、景観保全と環境保護の立場から道路植栽を推進した人でもある。
 
……のだけど、それはつまりナチスのアウトバーン建設や「ドイツの地と土」というナショナリズムとも結びついていくことになるのだった。
あと、「潜在自然植生(その土地に人間の影響がなかったらそうなっていたであろう植生)」という思想ともつながっている。
 
「環境保護運動なんて左翼がかった人間のやることだと思ってたんですが…最近は環境派右翼なんてのまで運動に加わってるそうですからね」
 というのは「機動警察パトレイバー」の台詞(第15話 黒いレイバー)だけど、実のところ、環境保護と国家主義が結びつく例は戦前にまで遡るという……。
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今日wikipediaから得た知識

返信先seven_cz
おお、なるほど。意味が違うというか、Wikipediaの適切な訳語にリンクされてない感じなんでしょうか。
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今日wikipediaから得た知識

返信先filinion
あ、2段落目、「映画」じゃなくて「和服」って書こうとしたのに間違った。
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今日wikipediaから得た知識

スチル写真
 
 動かない写真、要は普通の写真のこと。
「動く写真」であるMovieに対して言う。
 
 なるほど「映画」や「固定電話」みたいなレトロニムの一種か……と思ったのだけど、Wikipedia英語版を見ると
「inanimate subject matter」、つまり無生物を撮った「静物写真」のことである、ということになってる。
 
 日本語記事では、映画の広報に用いられる「スチル写真」についても記述があるのが、英語版の定義だと人間が被写体に入ってるのは「Still life photography」には含まれないわけで、どうも、日本語と英語で指す範囲が違う言葉のようだ。
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今日wikipediaから得た知識

構成主義
 
「構成主義」を名乗る派閥は政治学や教育学などいろんな分野に存在するのだけど、互いに関係があるわけでは全然なく、「構成主義」を名乗る理由も様々。
 
 芸術における構成主義(ロシア構成主義)の場合、ウラジーミル・タトリンが自分の作品を「構成」と読んだことに由来する。
 わかるかそんなの。
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今日wikipediaから得た知識

ストームグラス
 
 19世紀のヨーロッパで使われた天気予報の道具。
 ガラス管の中に各種の薬品を詰めたもので、中にできる結晶の沈殿具合で天気がわかるらしい。「海底2万マイル」にも登場する。

……詳細な原理はいまだに不明らしいのだが、
「結晶が全て沈み、溶液が澄み切っていたら晴れ」
「結晶がたくさんできて、容器の上の方まで積もったら雪、または霜」
 というのはまだわかるとしても、
「風や嵐が接近してくるときは、接近してくる方向の反対側のガラス管の壁に沈殿ができる」
 とか、事実としたら精度高すぎなのでは……?
 
 デイリーポータルZには自作して実験した記事があるのだけど、「気温の変化には敏感に反応するけど、気圧には反応しない(だから嵐は予知できないのでは)」ということだった。
つくろう! 嵐を知らせる小瓶「ストームグラス」
 19世紀の人、エタノール溶液に期待かけすぎなのでは……。
 ともあれ残念ながら、気温が27度を超えたあたりから結晶がほとんどなくなるらしいので、日本で夏場の台風を予測するには使えなさそう。
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テオドール・モレル
 
 ヒトラーのお付きの医者だった人物……なのだが、すごいヤブ医者。
  
 ヒトラーは、湿疹や放屁、胃痙攣、便秘、心臓の圧迫感といった症状に悩んでいた。
 原因は疲労や心労だったのだが、本人は
「私はガンに違いない! 私はもうすぐ死ぬのだ!」
 と信じていた。
 
 で、この「ガン」の症状が、モレル医師が処方した丸薬によって軽減したことから、ヒトラーは彼を主治医として迎え入れた。
 しかし、実はモレル医師の処方する薬は、習慣性のある劇物を含んだ危険なもので、服用を続けるうちにヒトラーは弱っていった。
 
 モレルの危険性を指摘し、まともな薬を使うよう勧める医者もいたのだが、ヒトラーは頑として受け入れなかった。
 
 ヒトラーに毒を盛りたいと考えた人間は、連合国はもちろん、ドイツ国内にもかなりいたと思うが、ヒトラーが心から信頼する人間がそれをやっていたというのは皮肉な話だと思う。
 ドイツ第三帝国は、占星術などのオカルトや、悪名高いアーリア人学説などの疑似科学にまみれた国家だったわけで、そのトップがニセ医療の食い物にされるのはある意味筋が通っているかも知れない。
 
 モレル医師は大戦末期にベルリンから脱出した後、アメリカ軍に捕らえられた。
 捕虜収容所で尋問されたものの、犯罪にあたる行為はない、として結局訴追されなかった。
 しかし、戦後のモレル医師は急激に健康を崩し、1948年に死亡した。
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冥王星
 アメリカ人(天文学者クライド・トンボー)によって発見された唯一の惑星(当時)で、長年にわたりアメリカの誇りと見なされてきた。
 ミッキーの陽気な飼い犬が冥界の神と同じ名前なのも、冥王星発見の年(1930年)に誕生したことにちなんでいるため。
 
 このため、冥王星が「準惑星(dwarf planet)」に再分類されるにあたっては、アメリカの科学者・市民から強い反発があり、国際会議で議論が紛糾する原因となった。科学にナショナリズムが絡むとたいへんめんどくさい。
 再分類が決定された後も、トンボーの生まれたイリノイ州、後半生を過ごしたニューメキシコ州の州議会は
「州の上空を通っている間は、冥王星は惑星として扱われる」
 ことを決議した……州法って冥王星軌道まで有効なんですかね?
 
 ……もっとも、
>冥王星が天の北極に最も近付くのは2193年だが、その時点でも赤緯は約23.5度であり、ニューメキシコ州(北緯31.2 - 37度)やイリノイ州(北緯36.9 - 42.4度)の上空を通ることはない
 とのこと。
 
 なお、カリフォルニア州のディズニーランドの7人の小人 (dwarf) たちは、
「プルートが8人目として我々に加わるのであれば歓迎する」
 との声明を発表した。
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バンファイパヤーナーク
 
「龍神の火の玉」を意味する、タイの自然現象(?)
 
 メコン川の上に、毎年大小様々の火の玉が発生し、数百メートル上空まで上昇して消える、という謎の現象。
 火の玉発生のメカニズムは科学的には謎に包まれており、地元では龍神ナーガの仕業だと信じられている、という。
 
 21世紀の世界に、そんな派手な謎の現象が!? ……と思ったのだが、自然現象らしいのに、発生するのが毎年「陰暦11月の満月の夜」と決まっているらしい、というのがまず「えー?」と思う点。
 
 そして、毎年毎年膨大な観光客が押し寄せるらしいのだが、YouTube等に上がっている動画はどれもこれもまともに映ったものがないのも不審。
 さらに、なにしろお祭り騒ぎなので、現地で打ち上げ花火を上げたりスカイランタンを飛ばしたりする人もいるらしく、ちょっと離れると誤認しやすそうなのもさらに不安。
「報告された火の玉の数は、一晩に数十から数千と幅がある」というのも……。
 
 現地に行った人のブログでは、同行者は「見た!」と言っているものの、自身では見られなかったとか。
http://column.chaocnx.com/?eid=372100
 
 ううん……。ウィリアム・ジェームズの法則(「信じたい人が信じるだけの証拠はあるが、疑う人を信じさせるだけの証拠は出てこないのが超常現象の常」)の一例のような……。
 
 しかし、タイ国政府観光庁のサイトには、バンファイ・パヤナーク(龍神の火の玉祭り)の項目がちゃんと存在しており、
「陰暦の11月の満月の夜、メコン川の中で起こる自然現象が見もの。
 地元の人々の間では「バンファイ・パヤナーク(龍神の火の玉)」と呼ばれ、卵ぐらいの大きさのピンクがかった光の玉が川面から上空へ浮かび上がります」
 などと堂々と書かれているのだった。
 
 備考欄に
「現地の事情により予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください」
 とあるのがちょっと笑える。
 
 そりゃまあ、龍神様の都合は人間にはどうにもできないだろうなあ……。
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タール色素
 
 いわゆる「タール色素」は、今日ではタールから作られていない。
 
 元は、コールタール由来の芳香族化合物を原料として合成されたためそう呼ばれるようになったのだが、現在では主にナフサから製造される。
 その他の人工染料と同じく、現在では「合成染料」「合成着色料」と呼ばれることが主。
 
 ただ、12種類の法定食用色素は「食用タール色素」に分類されているので、タールから作られなくても法的にはタール色素。
 
 また、元々は自然界から発見された天然色素だったのだが、合成方法が開発されて人工的に(ナフサから)製造されるようになった色素も存在する。
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今日wikipediaから得た知識

幽霊語
 
何かの間違いで辞書に載ってしまったものの、実社会では用例がない語のこと。

「釜がえり」という言葉が新明解国語辞典にしか載っていない、という話が有名だと思う。

 Wikipediaのこの項目は、英語版からの翻訳であるらしく、英語の幽霊語の例が多数載っている。
 
 面白いのは、日本語の「癖毛」の話で、正しい英訳は「frizzy hair」(“frizzy”は「ちぢれた」)なのに、権威ある和英辞典に「vicious hair」(“vicious”は「悪意ある、危険な」)と掲載されてしまった話。
 
 おかげで、東京のある美容外科は、長年にわたって「ニューズウィーク」誌に
「Kinky or vicious hair may be changed to a lovely, glossy hair」(「ねじれた悪意のある髪を、愛されるつややかな髪にします」)
 という広告を出し続け、ジョークのネタにもされてしまった。

 美容外科に罪はないのに……。
 
 そのほか、何かの間違いでJISに入ってしまった幽霊文字「彁」など12文字の話や、OCRのミスが元でWikipediaにまで載ってしまった中国神話の生物「Hsigo」など、現代特有の例も多々。
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シャンパン
 
 要するにスパークリングワインの一種なのだと初めて知った。
 産地や製法が厳重に定められていて、その基準に合致しないと「シャンパン」とは名乗れない。
 
 ……でも、ブドウの産地が指定されているとなると、シャンパンと同じくらい美味いけど「シャンパン」を名乗れないスパークリングワインもあり得るのでは……。
 ブランド保護の必要性もわかるが、味以外の理由で値段がついたりしてるんじゃないかなあ、と思うとちょっと釈然としない。
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今日wikipediaから得た知識

沖縄切手
 
 米軍統治下の沖縄で発行された切手。
 額面がB円だったりセントだったりする。
 
 米軍統治の初期には、日本の切手に独自のスタンプを押して代用していたが、1952年に琉球臨時政府が成立、琉球郵政庁が独自の切手を発行するようになった。
 沖縄の風物を扱ったデザインで、沖縄外での人気も高かったが、沖縄返還に伴って廃止された。(廃止後の一定期間、日本の切手と交換が可能だった)
 
 廃止に先立って、「今後発行されなくなるので値が上がる」と一部業者や雑誌が煽り、購入希望者が殺到。
 新品の切手シートが、額面の10倍、50倍といった値段で取引されたが、やがて暴落。大損する人が多数出て社会問題になった。
 
 一方、消印が押されている(新品でない)沖縄切手は、当時の使用実態がわかるものとして人気が出ているという。
 
 ……何によらず、その世界のことを知らない素人が投機目的で手を出すと大やけどするものなのだ。
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声を大にして言いたいこと

必至と必須を間違えないで欲しい。
なんだ「爆笑必須」って。
市民、あなたは愉快ですか? 爆笑は必須です。
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バナナ型神話
 
世界各地にある、「人間はなぜ死ぬのか」を説明する神話。
 
スラウェシ島の神話では、人間は神が石をくれた時に
「何に使うんですがこんなもの。他のものをください」
と言ってバナナをもらったため、バナナのように短命になった(石をもらっていれば石のように長命になった)という。
 
日本の神話にも、石長姫と木花咲耶姫の話があり、ギリシャ神話にも旧約聖書にもギルガメシュ叙事詩にも……という話なのだが、しかしまあ、何しろ言っているのがフレイザーなので多少割り引いて考えた方がいい気はする。
(フレイザーは金枝篇の著者だが、フィールドワークをしないで世界中の民間伝承の類縁関係について著述したため、後に「安楽椅子文化人類学者」とか揶揄されるようになった)
 
Wikipediaのこの項も、冒頭に「この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です」のタグが付いてるし、記事の後半の表とかオカルトめいた図とかは明らかに内容が怪しい。
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ブズカシ
 
アフガニスタンのスポーツの一種。(はてブ経由で知った)
「ブズカシ」とは、ペルシャ語で「ヤギを引きずる」の意。
 
馬に乗ってやるサッカーみたいなもので、自陣の円内に「ボール」を入れれば得点。
ただし「ボール」には、首を切った子牛の死骸が用いられる。
アフガニスタン大使館曰く、
「丈夫で重いため、試合の激しさに耐えることができる。皮を強くするため、死骸は一晩水の中に浸される」。
しかし、昔は競技名の通り生きたヤギを使ったという。
 
アフガニスタンのオリンピック連盟が公式ルールを定めている(!)が、元々、この競技は地域の各民族が誇りをかけて争うイベントであり、地方での試合はその地域のローカルルールで行われる。時には、広大な競技エリアに500人の選手が参加することもあるとか。

しかし、内戦や、タリバンがスポーツを禁止しことより、この競技は現在では風前の灯火になってしまったという。
 
……グローランサ(TRPG「ルーンクエスト」の背景世界)のトロウルは、生きたトロウルキン(トロウルの子どものうち、出来の悪い方)をボールにする「トロウルボール」って競技をやるけど、現実世界にもこんな競技が……。
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今日wikipediaから得た知識

リグニン
 
木が堅くなるのに必要な成分。
複雑な三次元の網目構造をした巨大な生体高分子で、いまだに正確な構造はわかっていない。

シルル紀後期(4億年以上前)、陸上に進出した植物が、立ち上がって日光を受けるために生産するようになった。
しかし、当時、このリグニンを完全に分解できる生物は地球上に存在せず、石炭紀末期(約2億9千万年前)に白色腐朽菌が登場するまで、枯れた木材はひたすら地上に蓄積されていった(これが後の石炭になる)。
 
光合成が始まった時もそうだけど、自然界で分解されない物質を、億年単位で地球全土にばらまき続けるって、途方もない環境破壊だよな……。
そのまま炭素が枯渇して生物が絶滅しなくてよかった……。
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