hizzz

rory_No27 id:rory_No27

返信先ろり~27号
丁寧な考察、ありがとうございます。
二項対立ではなく視点の多様性保持は、元々ワタクシの重要な主張であるので、roryさんの発言は大いに歓迎するところでした。
 
 
>horai551さんが「一周回った本質主義」と述べるのは、自由主義と銘打ちながら恣意的な実体論的記述を行う歴史修正主義が念頭にあるだろうと窺われます。こうした問題意識は尊重されるべきものであると思います。
 
確かに。だからこそ、「反日上等派」がその根拠として上げてる、近代社会主義モダニズム=普遍も又、「恣意的な実体論的記述」=解釈文芸ではないのか?として、何の疑念もなく持ちだされるその西欧中心主義ノーマライゼーション=普遍という「恣意」について指摘したりしてる訳です。
 
>歴史記述上の歴史観対立も背後に潜んでいる
 
それはもう、、、議論の元になったワタクシの書込みは「ヘーゲル左派的マルクス市民概念」批判ですから。
http://h.hatena.ne.jp/hizzz/9234071236258121323
プロフィールにサルトルを掲げるhorai551さんは、ポストモダンはおろか構造主義さえ一切認めない厳格なる近代西欧普遍原理再回帰が基本でしょう。
なぜ、そーなるのかについては、NPO/NGOが発達した西欧とは異なり「社民」が中抜けとなった日本の左派歴史があります。
ざっくり言えば、最後は「安保闘争」がメインとなった学生運動以後、左派は「共産主義」「反戦/平和」理念運動派と差別/貧困解消等の社会/民衆運動派=現場援助活動に分離し、国政でも民社党が解体しました。この内、理念運動派は「文化左翼」と呼ばれました。分離してしまったデメリットは、個々現場援助活動の実態/検証のフォローアップがないまま言論を主活動とした理念派の言説が自然と抽象的なことに行き先鋭化して具体的現場を喪失していったのに対して、現場援助活動派は個々の現場により特価してしまって、社会全体との拡がりを持ち得ない状態に陥ったのでした。そして、80年代以降、社会学業界を襲った?解釈文芸の嵐「ポストコロニアル」「カルチュラルスタディース」があります。この流行で、統計学などを使って個々の社会的現象を地道に追尾していく実証社会学は古くさいものとして後退し、まだ先行研究が殆どなく手あかのついていない第三世界やサブカルやフェミニズム・性的マイノリティを取り上げ学問化するのが学問トレンドとして横行しました。その結果、60年代中途で政府の貧困調査が途切れても、殆ど顧みられてきませんでした。「もはや戦後ではない」ということで、学問左派の殆どは「反戦/平和」運動にシフトしたのです。英国発のニート問題は、低所得階級若年低学歴無業者の貧困問題だったのですが、それが日本にくると中高産階級若年男子高学歴無業者のアイデンティティ問題にすり替えられてしまいました。無論、理念派の中にも山谷などのホームレス運動に参画する者はいましたが、社会全体の貧富階層構造を具体的に論じようとする理念派は、昨今の非正規労働問題までおりませんでした。
イラク戦争を機に「ストリート」を現場にみたてた理念派+サブカル派の、「サウンドデモ」手法自体の陳腐化と、警察対決デモという自閉による社会各層/現場との乖離問題は、昨今の派遣/非正規運動が社会的関心を集め一定の具体的成功を勝ち取る横で、色濃くなってきました。それが、運動者の間で明白となったのは、やってきた各国運動家から批判を受けた指導力・組織運営力を欠いて「言葉」しかなかった理念派指導の洞爺湖サミット運動でした。蕨の反在特会運動「外国人排除デモに反対する会」がめずらしく(本来はあってしかるべき)やりっぱではなく反省的総括を公表するのに至ったのも、こうした危機感がベースにあるからです。
http://autonome.blog7.fc2.com/blog-entry-47.html
http://ikirukotowa.blog22.fc2.com/blog-entry-15.html
「反日上等!」を公然化しようとする一派とは、こうした理念への懐疑の押し戻しであるといえます。つまり、「反日上等!」とは、「反日排斥」派に向けられたものではなく、理念先行懐疑派左翼に向けてなされている暗黙知を含んだ「狭義の前提」での内輪理論です。ですから、部外者にはワケワカメなのでしょう。
ま、だから、ワタクシもダイヤリーでなく、ハイクで流しているのですが。。。
 
ハイクの過去の書込みから推察するかぎり、horai551さんは、国政はともかくそうした社会思想(社哲)~現代思想や運動(現場)の推移や社会文化の変遷について、あまり網羅的には把握されているようには見えませんでした。またこのハイクを見ている方々も2~30代が主ですので、それはあえてはぶきました。ま、しかし、そんな鬱陶しい思想/党派的なことは、こねくり回して原型をとどめない残りを未だつつき合って立位置保持してる連中が、勝手にやっていれば良いことです。
そんなことに付き合うよりも、んじゃあ「反日」「反日上等」っていっているところの「日」=「日本」って基準って何なんだ?から、シンプルかつストレートに、ぼちぼち始めていくほうが、よっぽど身の丈現実的で健全かと。

>対立の過激化のために逃げざるを得ない、事実上の意見封殺を強いられている
 
それは「運動のマチズモ」と言いわれていることです。「大文字の政治(=歴史)こそが最重要」というヘーゲル~マルクス思想に対して、「個人的なものは政治的なもの」として「history」への疑問を露わにしたフェミニズムが、指摘しました。しかし、フェミ/マイノリティ運動とて「運動(思想学問)のマチズモ」的行動の加害者となることには、例外ではありません。
これに加えて、自説に事例を加味して信憑性を増したい運動/学者と、権威公認を得たい問題当事者との、相互承認既得権益で閉鎖充足する他者性なき「当事者運動」の状態について、上山和樹さんが継続的に考察しておられます。
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20090222
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20090307
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20090411

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