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dai6tenmaow

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巷で不可思議と謂われる
怪しい事柄を与太と切り捨てず、
採集して吟味することこそが、
人を知る世を知ることになるのだ。

(京極夏彦「西巷説百物語」)
dai6tenmaow

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人は朝と夕では違うてまんのや。
変わりまんのや。自分はこうや、
己はこういう人間や、
自分はこう思とる-
そうゆうのは、皆、何もかも、
本当は思い込みなんや。
好きも嫌いも思い込みでっせ。
思い込みがのうなれば、
人はどうにでもなれるものや。


(京極夏彦「西巷説百物語」)
dai6tenmaow

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問題はオモシロさだ。
普通大抵一般的にモノゴトは上手く行ったほうが
オモシロいと謂われる。まあそうだろう。
でも、利害を無視し、効率を無視し、
大局に立って眺めてみたらどうか。
失敗したほうが笑えるということはないだろうか。
いや。ある。大いにある。...
失敗はヨロコビに満ちている。

(京極夏彦「虚言少年」)
dai6tenmaow

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モノを知るのは快感だ。
得た知識でモノを考えるのも快感だ。
考えて謎を解いたり、
モノを作ったりするのだって快感だ。
知らんことをアレコレ
親切に教えてくれるのだから、
学校というところは
大変な娯楽施設であるはずなのだ。

(京極夏彦「虚言少年」)
dai6tenmaow

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俺の方が偉えとか、俺の方が速えとか、
俺の方が強えとか馬鹿みてえと思いますよ。
遅えから駄目だとか弱えから駄目だとか、
やめて欲しいっすよ。
そんなくだらねえことで格付けされて、
それで凹むくれえなら、試合放棄っすよ。
最初っから闘う気なんかねーのに、
リングに上げられて、
ガンバレとか気合い入れろとかガーガー言われて、
正直いい加減にしろって感じっすよ。
勘違ーもいいとこ。大体、ただ
普通にしてるんじゃ駄目だっておかしくね?

(京極夏彦「死ねばいいのに」 渡会健也)
dai6tenmaow

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年寄りになって気づいたのだが、
老人というのは
若い者が考えている程
年寄りではないのだ。
そして、年寄りというのは
若い者が考えている以上に
老人なのである。

(京極夏彦「オジいサン」)
dai6tenmaow

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世間の人間は、
犯罪者は特殊な環境の中でこそ、
特殊な精神状態でこそ、
その非道な行いをなし得たのだと、
何としても思いたいのだ。
つまり犯罪を自分達の日常から切り離して、
犯罪者を非日常の世界へと
追い遣ってしまいたいのだ。
そうすることで自分達は
犯罪とは無縁であることを
遠回しに証明しているだけだ。
だからこそ、その理由は
解り易ければ解り易い程良く、
且つ、日常生活と無縁であればある程良い。

(京極夏彦「魍魎の匣」 京極堂 中禅寺秋彦)
araimeika0910

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「バカな奴に限って他人の言葉の尻馬に乗って何もかもわかったようなツラすんだよな!!」
 
                      奥瀬サキ/目黒三吉『低俗霊DAYDREAM』
bantowblog

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「ライトニングはどの戦争にも勝ってない。
これからも、ライトニングを思い出さなきゃならないようなことはなにもない。
ぼくが大人になって、毎日ライトニングが飛んでいたころの話をしたって、だれも興味を持ちやしないよ。
ぼくが何を言っているのか、わかりやしないんだ」
 
                   『ライトニングが消える日』 ジャン・マーク著 三辺律子 訳
molan

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酒もたばこも飲みません。十七、八の時に、将来小さい人たちのために仕事をするには体だけでもピュアにしておこうと思って、それでお酒とたばこは飲むまいと決めたんです。

「熊田千佳慕の言葉」より
molan

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今の時代は道具があり過ぎて、かえって不幸だと思います。
その色が何色と何色を混ぜたらできるのか知らなくて描いてる。

「熊田千佳慕の言葉」より
dai6tenmaow

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「あの人はきっと悲しむでしょう。
もっと延ばしたほうがいいと思いますわ。
でも、わたし、大河原は尊敬しています。
明智さんと同じくらい尊敬しています。
そして、愛しています」
由美子は、いまだに逮捕される人とは思えないほど、おちついていた。
これが七人の男を殺し、さらに、ふたりの男
───そのひとりは彼女が敬愛する大河原氏その人なのだ───
を殺そうとした大罪人であろうか。
この若くて、美しくて、しとやかな女性が。
「ぼくはわからない。あなたという人がわからない。
あなたのような人に会ったのは、ぼくはまったくはじめてです」
明智は正直に告白した。
それきり、明智もだまりこんでしまった。
聞きたいことはいくらでもあるが、今は聞く気になれなかった。
五分間ほど、だれもものをいわなかった。
「だれかを待っているのは退屈ですわね。
トランプがあるといいのに。こういうときの時間つぶしは、
トランプ遊びにかぎるのよ」
由美子はのんきらしくつぶやいた。
それは虚勢でもおしばいでもなく、
むじゃきに、ほんとうの気持ちを口にしているように見えた。

(江戸川乱歩「化人幻戯」 由美子、明智小五郎) (Read more)
florentine

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「まして、そのような水位に於ける「文学」がたった今、対峙すべきなのは、この国の政治状況がもたらしつつある「表現」への危機にこそあるべきです。現時点で「文学」がそのことを気にしている様子がないのは、いかなる法も弾圧もはね除けて「文学」を存続させ得るという確信があってのものだと信じておきます。」http://bunfree.net/?%C9%D4%CE%C9%BA%C4%B8%A2%A4%C8%A4%B7%A4%C6%A4%CE%CA%B8%B3%D8
「不良債権としての『文学』」(「群像」2002年6月号)   大塚英志
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ひさしぶりに読み返してみた
わたしは先生(例外的わたしがセンセイと呼ぶ珍しいひと)に教わったこともあるし、こういう厭味ったらしいことをいいながら(笙野さんは面白いので好きな作家です)M事件や自衛隊イラク派兵違憲判決(http://ikeben.jp/)とかに関わってたりするあたりも好き
自身をサブカル屋といいながら、先生くらい「文学」大好き「ハイアート」大好きなひとってそういない気がする(ゲンちゃんもどっかで書いてたようなおぼえもある まあそういうもんだよね 「内部と外部」)
「戦後民主主義」とかわたしにはよくわからない(つーかそもそもミンシュシュギがよくわからんよw)けど、 大江さんの作品の面白さと凄さを再度(大学時代によんだっきりだったから)教えてくれたのは実は先生だったなあと
florentine

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「私たちは作品がもつもっとも本来的なものとして語調トーンに敏感であり、作品を通じてその語調に感嘆するとき、これは何を意味するのだろうか。それは文体スタイルではなく、言語がそそる興味関心や言語の質でもなく、明らかに、こうした沈黙であり、こうした雄々しい力である。書く者は自己を喪失し、自己を断念してはいるが、この力によって、こうした消失状態にありながらも、ひとつの能力をもつ権能、沈黙する決断を保持してきた。それは、こうした沈黙のなかで、始まりもなく終わりもなく語るものが形態をとり、一貫性をもち、聴解されるためである」
「文学とはおそらく、本質的に(私は「唯一」とも「明白に」とも言うまい)異議申し立ての力である。それは、既成権力への異議申し立て、存在するものへの意義申し立て、言語への、文学言語の諸形式への異議申し立て、そして、権能としての意義申し立てそれ自体への異議申し立てである」
「文学が表象しているのは、可能性というものにはおそらく依拠していない一種独特な力である(ところで、可能性だけが弁証法と何らかの関係をもつ)。すなわち芸術とは、無限の異議申し立てであり、それ自身の異議申し立て、および他のあらゆる形をした力への異議申し立てなのだ――そしてこのことは、たんなる無秩序においてではなく、芸術と文学とが表象する独特の力(権力なき権力......)の自由な探求においてなされるのである」
 
モーリス・ブランショと時代―「来たるべき書物」から「書物の不在」へ
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/from/blog/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%81%A8%E6%99%82%E4%BB%A3.pdf
こっちも
... (Read more)
Mukke

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 バカな奴だな,と自分を評する。そんなの当たり前のことなのに。特別に好かれていないのは承知の上で,好かれるための行動だってなにもしなかった。それで一体なにを期待していたのやら。落ち込む権利だって,本当はないのかもしれない。
(竹宮ゆゆこ『とらドラ!』電撃文庫,2006年,185頁)
nekoana

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長くやっていると、自分の「型」みたいなものができてきて、それを守らなくちゃみたいな気になったりする。そういうのは、なるべく遠ざけておこうと思いますね。
「自分らしさとは」なんて考えなくたって、どうせどこかに出てきてしまうから、思い煩うことでもない。いつでも好きな音楽を鳴らしていれば、たいてい何とかなるものでしょう。

奥田民生 (昨日の新聞より)
Mukke

勝手に引用

 私にとって物語を書くことは,草花の仕組みに似ています。
 花の美しさに魅せられて,その感動が心の中で実を結び,そしてやがて種を撒き散らす。胸に残ったその一粒の種から,かつて見た花をもう一度咲かせたくて,誰かにそれを魅せたくて,だから芽吹かせて育てようと必死になる。
 私には主義主張なんてないんです。世に問い糾したい思想なんてない。褒めてもらいたい独創性もない。ただ,いつか誰かに貰った種が心の中にあるだけです。ガンアクションが好きで,変身ヒーローや武侠片やサイバーパンクやコズミックホラーやマカロニウェスタンが大好きで,その好きっぷりがもはや自分一人の内側に仕舞い込みきれなくなって,こんな稼業に就いてしまいました。だから私がやってきたことは,いつだって二次展開だったんです。それが“否”であってたまるもんですか。胸を張って“是”だと叫びたい。引け目なんて感じたくない。あまりにも虚しい,恥も外聞もない寄生虫どもが跋扈する二次展開産業の中で,それでも私は,書くことの喜びを貴いモノだと信じたいのです。
(虚淵玄『Fate/Zero 4――煉獄の炎』TYPE-MOON,2007年,441-442頁)
o_ne_i

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 自信のある人は、「自分は絶対に誰からも嫌われることはない」などとは思っていません。
「たとえ自分を受け入れてくれない人がいても、自分の価値が下がるわけではない」と考えているのです。

たかた まさひろ『3分間で気持ちの整理をするリラックスブック』
だいわ文庫,2009年,101頁
karlalou002

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十年の苦労は詮(あきら)めを教え、詮めは彼を救ったのだった。

芥川龍之介「庭」
SIMPLETON

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私たちが古典を読むのは、それがなにかに「役立つから」ではない、ということ。私たちが古典を読まなければならない理由はただひとつしかない。それは読まないより、読んだほうがいいから、だ。
 
イタロ・カルヴィーノ(須賀敦子訳)『なぜ古典を読むのか』(河出文庫)

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