連続はてな小説

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kanototori

連続はてな小説

「写真部に入って野球をしないか?」
と、なにやら偉そうな人が通学途中の中学生に誘いをかけている。
どうやら峠のどこかにあるらしい高校の部活動らしいのだが、皆怪しんで通りすぎていくばかり。
チラッと手元を見た瞬間に、さっきの手袋はあの人がわざと落としたものだったか、と気づいてしまった自分に動揺した。このまま素通りできそうにもない。
rei-sa7y

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通りかかった極寒の朝
三郎はジャンバー一つ着ない上下ジャージのみで登校していた。
ぼんやり考え事しながら歩いていく通学路に落ちてる手袋を見つけた。
三郎はその手袋に視線を入れる、そして「チェッ」と舌音を鳴らし、撮影物を持っていなかった事を懺悔しながら
また考え事を初めて歩いていくのであった、寒さに少し震えて
そして、通学路を更に歩いて行きながら頭の傍らにいつでも撮影物を持てる年齢になることを憧れていた。
kanototori

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何日も雪が降り続くと峠の往来は途絶する(が、とくに重要な街道でもない)。
旅人が気楽な周遊のつもりで峠に立ち寄ったきり、数ヶ月ものあいだ山から下りられなくなって狼狽するなどの光景はザラである。
秋口には麓の村で峠の観光に引きこむ強引な勧誘が目についたものであった。
zushio_5628

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朝夕はまだ冷え込みが厳しいものの、コラトラ峠は蝋梅が今や盛りと咲き誇っている。
「春も近いなう」
ツイッターに書き込む三郎。
a-cup-of-snow

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そして翌日。三郎はみなれぬ文に戸惑っていた。
「はてなOneへのご招待?」
火鉢の炭で燃やすと、燃えカスを丁寧に火箸で突き崩し、灰に混ぜた。新しい物には、まず用心をもって接する、それが三郎の処世術だった。
軽く炒った豆を一粒、続けて熱い緑茶を口に含む。
「しかし、すっかり季節も変わったものだ…」
ayame9no1

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そして今日も綾女は洗濯を干すのでした。

明日に続く。
kanototori

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さっそくイマココしようとする三郎。
それを目にした女性は急に険しい顔になる。
「もしや、あなたじゃないでしょうね。見境なく誰かれ構わずはてなココのお誘いをまき散らしているのは」
tukihatu

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通りかかった女性に、地名を尋ねる
「ここは京都の御池通ですよ」
着物の似合う女性がつげる。
京都……御池通……何もかもが懐かしい。
a-cup-of-snow

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「出な」と言われたはいいが出口までの案内はなく、三郎は一人暗闇の洞窟を彷徨った。微かに光が滲み出る岩の隙間を素手で掘り、ようやく外へまろびでた時、三郎は自分が既に地獄の炎の中にいることを知った。
いや、違う。この燃え立つような赤は

「紅葉だ!」

時は今秋の終り。三郎の頭には白い物が増えていた。
kanototori

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「アカウント停止?」
「今回がはじめてじゃあないがね。さっき流れてた歌詞にもあったろう、"われらウォーターサーバーのサーバント"ってな」
a-cup-of-snow

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Reply to雪杯/すのぅ
注)ばびさんの前に私のってことにすると、話が問題なく繋がるので、そういうかんじで読んでくださいな
a-cup-of-snow

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今ではすっかり暗闇に慣れた三郎の目には、ゆらりゆらりと近づく蠟燭の炎すら眩しい。きれいに畳んだ着物に手甲脚絆は行李の上に、その横には暦代わりに積んだ小石の塔ができていた。
babi1234567890

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そして、ゆにくろ製品に身を包んだ老婆が現れた。
おもむろに牢の鍵を開ける。
「出な」
いぶかしげに三郎は彼女を見上げる。
「昨晩、アカウント停止を喰らったんだ。だから、もう、お前さんにさせることは何もない」
kanototori

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「すまんね、我々の出資しているコミュニティFM"れでぃおこらとら"は、先代の方針で朝から晩までこの調子でね。まあ、じきに慣れるさ」
奥の暗がりから近づいてくる老婆のような声。
dai6tenmaow

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洞窟の最奥部からは、彼のデス声とか謂う酷く
粗にして野、其して劣な発声法に似た
邪教の狂信者を思わせる奇声が


f:id:dai6tenmaow:20110923114355j:image

と縦横無尽に谺しては、
三郎の心を逆撫でした。

噫、噫!悍ましい、心の底から悍ましい。
耳朶を幾ら塞ごうとも、脳髄に直截囂囂と突き刺さる意味不明な雄叫び。
吐き気がする程辟易すれども、決して、止む事は無かった。

「─── 止めて呉れッ!」

何時しか、三郎の躯は瘧に罹った様に顫えて居た。 (Read more)
zushio_5628

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あれから二ヶ月。三郎はコラトラ峠の洞くつに閉じ込められていた。
カーチャン似の雪女、鶏鳴ラーメン、喫茶マウンテン…すべてが罠だったのだ。
kanototori

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「三郎を確保したようです」
「やれやれ、峠に来させるだけでずいぶん時間をかけたもんだね」
babi1234567890

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かくして二人で箒に乗り空へと舞ったのだった。
ふと頭上を見上げると煌々と満月が照っていた。思わず三郎は「月がきれいだな」と、言ちた。
そしてそれを聞いた雪女は顔を赤らめ「わ、わたしも…」と、呟いたのだった。
a-cup-of-snow

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「こ、これはジブリ…」とわかっていつつも、つい「ドロロンえん魔くん」の雪子姫を思い出す三郎だった。
*雪子姫が飛んだかどうかの記憶は定かではない。
kanototori

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続々とあつまる見物人。
つられて戻ってきた雪女。

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