prisoner022

∀ガンダム

SF的な物語構造で言うと、『∀ガンダム』って「宇宙人が侵略してきたと思ったら、実は未来人だった!」って話なんだよね。古典的なSFに出てくる宇宙人のイメージにも似たウォドムのデザインなんかを見ていると、そのへんは意識的なものだったような気もする。
当時のアメリア大陸の一般人レベルの目線から考えれば、地下から未来兵器が発掘されてるっていうのがまた面白い。(・・・彼らにとっての「現在」は、視聴者にとっては「過去」に見える。)それをムーンレイスの目線で言えば、実はアルマゲドンで人類の文明がほとんど灰燼に帰したあとの超未来の物語だったんだよーという、使い古された古典SF的な物語手法が見事に生かされているのね。
ガンダムシリーズは、例えば『Vガンダム』でギロチンみたいなモチーフを持ち込むと違和感が強かったように、いわば「未来」方面行きの一方通行だった。そこへ歴史の時間軸で現在を挟んで、「過去」的な空間に「未来」的な超文明が持ち込まれるという物語スタイルを持ってきた発想の転換はすごい。
富野由悠季のフィルモグラフィーから考えると、は、これは『聖戦士ダンバイン』や『リーンの翼』などのバイストン・ウェルものと言われる作品群から、ガンダムシリーズに移植されてきたものとも言えるかもしれない。

書き込むには、ログインまたはユーザー登録を行ってください。 初めての方へ

規約違反を通報

▼はてなハイクの今月のスポンサー
囚人022 id:prisoner022
書いた日数: 114はてなハイク市民 (銀)
好物はやや古めのアニメと富野由悠季御大将。自分ではブックマーカーのつもりではないのですよ。w

表示内容を選択