steel_eel

tari-G id:tari-G

Reply totari-G
id:tari-Gさん レスポンスありがとうございます。

物凄く端的に言えば、少なくとも科学の分野では『通説』というのは教科書に記述されるレベルの内容だと考えて良いので、
教科書を読んで見るとよいと思います。
(以下、半ば蛇足です)

その理由は、多くの分野の多くの研究者が、独立した実験で繰り返し再現性を確かめて、
分野間のクロスチェックをして、これは確かに確からしいと支持された結果でないと基本的には教科書に載らないからです。
なので、科学の『通説』の確認には大学学部生が読むレベルのある程度専門性が高い教科書が妥当だと思います。
自分はとりあえず手元にあった『細胞の分子生物学』を見てます。5版なら第20章が『がん』で、がんの分子機構をかなり詳細に説明しています。

この教科書によれば、様々な理由によって生じるDNA損傷、エピジェネティックな変異、染色体の異常等によって細胞が増殖能や移動能に異常を起こすというのが発がんの仕組みで、これが『通説』だと思います。tari-Gさんが挙げた仮説の中で言えば『突然変異説、染色体異常説』が当てはまります(エピジェネティックな変異はまた別ですが)。
ただ、他に挙げられている説は、この説により細かく『様々な理由』の説明を加えて補強したり、ウイルス説のように別の仕組みを示したりしているものであって、どれが正しくてどれが正しくないと言うように比較するものではないと思います。

放射線による発がんに関しては、tari-Gさんが張っていたリンク先の文章ではたんぱく質に対する影響を考えていたようですが、少なくともこの教科書では電離放射線によるDNA切断が主な機構であると考えられていると思います(記述自体少ないですが)。

また、そもそもの話になりますがあれらの文章は『論文』とは称したりしてますが、おそらく何の査読も受けていないので(引用にある論文の一部はともかく)、新しい科学的主張をするための最低限のハードルを越えていません。査読が付いてないと適当な事をいくらでも書けますので、いわゆる『チラシの裏』と考えた方が良いと思います。

なので、ああいった主張が専門家の中で受け入れられているかどうかをもっと正確に調べるなら、引用されてる『査読が付いた論文』で同様の主張が通っているか、さらにその主張が他の研究者に肯定的に引用されているか、を確認する必要があると思います。しかし、そこまでするのはかなりの労力が必要ですし、専門家の中で受け入れられている主張なら、よほど最新の知見でもない限りは教科書レベルで記述されてる可能性が高いので、非専門家的にはよほど本気で理解したい場合でもない限りはやはり教科書レベルの記述を見ればよいのではないかと思います。

ただし、自分が参考にした『細胞の分子生物学』は『がん』の章があるとは言えかなり広い範囲の現象を扱っているものなので、放射線に関してはDNA切断やがんの原因のひとつとしてちょこっと書かれてるだけで、放射線による発がんの機序についての通説を知りたい場合は、放射線とがんに特化した教科書を参照した方が良いと思います。
具体的には思いつかないですが。すみません。

それでは。

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