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you_cats0712

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『銀河鉄道の父』門井慶喜
実は私は宮沢賢治の作品の熱心な読者ではないので、逆に「宮沢賢治」という名前に対する先入観を持たずに読めたのかもしれない。
政次郎という人は、とにかく父親として息子が大事で愛しくて仕方のない人だったのだろう。それも今の時代ならば、そういうことに対しての葛藤もそれほど感じることなく、当たり前に感情をあらわしたり行動を取ることもできるだろうけれど、あの時代だから自分でも戸惑い迷ったのではあるまいか。息子が病気で入院となると、普段はものすごく生真面目に実直に取り組んでいる家業を措いてまで病院に泊まり込んで自ら看病せずにはいられないとか、今の時代としても稀有なほどの愛情の表現だ。
賢治自身はそんな父の愛情を感じ、感謝の念もあるがゆえに、自分が父ほどの人間になれないことに自分でももどかしさをどうにもできなかったのかもしれない。父の機体に背くような行動…質屋の店は継がない、宮沢の家が代々熱心に信仰する浄土真宗に反発するように法華信者になる、実直な生活者として生きない、というようなことは、すべてそのもどかしさから来ているようにも思える。
それでも死の床での父との交流、賢治死後に孫たちに賢治の詩や童話を読んで聞かせる父の姿には、いろんなものを削ぎ落として分かり合えた穏やかな感動がある。
dadako

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『甲賀忍法帖』山田風太郎
・さすがここから始まっただけあって、すべてがみっちりおもしろい。
・脳内の弦之介、どうしてもわたしとかは10代の真田広之一択になってしまうの…… 今なら誰なんかしらああいうの。
dadako

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『猫は宇宙で丸くなる 猫SF傑作選』シオドア・スタージョン フリッツ・ライバー他 中村融編 竹書房文庫
まさにタイトル借り。
初訳の『ベンジャミンの治癒』(デニス・ダンヴァース)と『宇宙に猫パンチ』(ジョディ・リン・ナイ)が超おすすめ。特に後者は、その直前のスタージョン作品が(珍しく)わたしにはイヤな話でめげてたところにきたせいもあって、すごくにやにやクスクスさらに吹き出させられて幸せな気分になってしまった。
一方で、西欧での猫フォビアみたいなものは根強いんだなーと。かなりの猫好きでも、無意識下で影響受けるとこあるのかもなーとちょっと思わされた。女性作家の短編のほうがその感は薄かったです。
あとヤングの『ピネロピへの贈りもの』はあいかわらずかわいくて優しかった。
boundary-line

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10月
・松尾たいこ『古事記ゆる神様100図鑑』
・對馬陽一郎『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』
・蟹丹『スーパーカブ(1)』
・岡野玲子『陰陽師玉手匣(1)』
・池田暁子『1日が見えて ラクになる! 時間整理術!』
・山崎紅『小学生からはじめる 整理整頓が身につく本』
・磯博行『他領域で学ぶ人のための行動科学入門』
・石田淳『行動科学で人生がみるみる変わる「結果」が出る本』
・富山真由『効率・時間・スピード すごい習慣力』
・石田淳『行動科学を使ったストレスを消す技術』

時間、お金と健康を自己管理するために、何が必要なんだろう?と思って
「セルフ・マネジメント」をキーワードに読んでみた月でした。
ただし、すごい発見があったわけではなかったです。
でも、忘れてたかも…みたいなことがありましたとさ。

あと、スーパーカブほしい。 (続きを読む)
facebooook

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自分が生きてくので精一杯、遠く海外で起きている凄惨な現実に心砕く余裕も、何ひとつできることも無いけれど。

彼らの叫びは、私たちの叫び
彼らの声がひとりでも多くの方に届きますように
https://imidas.jp/msf

『紛争地の看護師』
“2018年現在、いまだに数多くの国が紛争下にある。一部の人間の欲望により、今日も大勢の市民が血を流している。その人たちの叫びが、本書を通じて多くの人に届くことを強く願う。
2018年6月、3度目のモスル派遣を前にして 白川優子”
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/f/facebooook/20181104/20181104201611.jpg
old-rose

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2018年10月に読んだ本と漫画
・太宰治『斜陽』新潮文庫
・川端康成『伊豆の踊子』新潮文庫(収録:「伊豆の踊子」「温泉宿」「叙情歌」「禽獣」)
・夢野久作『創作人物の名前について』青空文庫にて
・井上堅二、吉岡公威『ぐらんぶるTVアニメおかわり総集編 ⑨』漫画
・レベッカ・ウインターズ、別府ちづ子『三つのお願い(ハーレクイン)』
・BELNE『ロンドンの佳き日 ②③』漫画
・横光利一『機械・春は馬車に乗って』新潮文庫(収録:「御身」「ナポレオンと田虫」「春は馬車に乗って」「時間」「機械」「比叡」「厨房日記」「睡蓮」「罌粟の中」「微笑」)
・恩田陸『月の裏側』幻冬舎文庫
・畑健二郎『トニカクカワイイ ③』漫画
・G・ガルシア=マルケス、野谷文昭訳『予告された殺人の記録』新潮文庫
cm4

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『愛はさだめ、さだめは死』
ジェイムズ・ティプトリーJr.(著)
伊藤典夫・浅倉久志(訳)
先日のイシグロとは逆にこれをティプトリー初読みにしなくて正解だった。
(初ティプトリーは『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』)
表題作含め初期の短編が12編収録されているのだが
正直『接続された女』とあと1、2作以外は微妙と言うか、うーんうーん唸りながら
世界観のイメージが出来ずなにがどうなんだかさっぱり??だったので、
もしこれがお初だったら『たったひとつの冴えたやり方』スルーの可能性も。
危ない危ない。初読みに何を選ぶかほんと大事。
で、この本ですが。(以下はスタコメ欄へ)
dekoponn33

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【竹書房文庫/北怪道】

毎月3冊くらい出てるホラーシリーズなのですが、今月のコレは北海道旅行好きには微妙な気持ち。
f:id:dekoponn33:20181031224543j:image だってイニシャルになってても判る地名が…
北海道に住んでいない私にも推測されるような場所もあるので、北海道人は読まない方が良いかもね…。
poolame

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10 月
・『岩波講座哲学 05 心/脳の哲学』
・アルジャーノン・ブラックウッド『ブラックウッド幻想怪奇傑作集 秘書奇譚』
・アガサ・クリスティー『三幕の殺人』
・若竹七海『錆びた滑車』
10 月はフェルメールを見に行ったり、諏訪に飲み歩きに行ったり、Yo La Tengo のライブに行ったり、群馬に古墳を見に行ったりと、もりだくさんでした。そのためなのか、『三幕の殺人』までの三冊の記憶が……。
いや、ブラックウッドははっきりきっぱりおもしろかった。急に終わるのですよ。そういうところが怪談ぽくておもしろかった。タイトルかっこいいし。
それから、若竹七海の新作では、「こういったものをどう運ぼうか考えていると、閉まったドアの向こうで物音がした。心臓が脈打つより早く、わけがない。と自分に言い聞かせた。わけがない。わけがないのだ。」という箇所があって、この「わけがない。」の句点に胸が苦しくなりました。おすすめです〜。
cm4

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『日の名残り』
カズオ・イシグロ(著)/ 土屋政雄(翻訳)
最初に読んだ作品が合わなくてイシグロ氏には苦手意識があった。
ミスった。こちらを一番に読むべきだった。
職業意識が高く実直で誠実、勉強熱心で有能な執事である反面
自分自身に関しては(例えば恋愛面)不器用な上思い込みが激しく
明後日な方向へ判断を誤っては不遇な結果を招くという主人公のキャラと
徹頭徹尾お堅い慇懃な一人称語りの(おそらくは翻訳の力が大きいと思う)
大仰さが心地よいリズムとユーモアを醸し出していて面白かった。
単なる古き良き過去語りに終わらずその先の『これから』を感じさせる
穏やかな余韻に浸りながら『品格』とは何かを考えて続けている。
挫折した「わたしを離さないで」に再挑戦しようかと思う。
dadako

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『ふたりの老女』ヴェルマ・ウォーリス(著) 亀井よし子(訳) 草思社 第3刷1995.3.20
・帯にル=グインの推薦文がついてたらしいが、すごく納得できる。
cm4

読了

f:id:cm4:20181016174049j:image
植本一子 『フェルメール』
フェルメール35作品全点踏破の旅行記。
画家とその絵画について先入観を持たぬよう詳細な事前調査を
敢えて避け自分の目で見たまま感じたままを綴っているが
一個人としての感想にとどまり新たな観点からの考察を
期待していた部分で肩透かしを食らった感。それでも、
「光」の描写・表現効果に注目しての記述は写真家らしいアプローチだと思った。
写真が全てフィルムカメラで撮られているのも嬉しい。
Ottilie

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『たましいのふたりごと』川上未映子 × 穂村弘
78個の言葉をめぐる対談集。おもしろかった。せんじつ短歌と俳句の50番勝負てのを楽しく読んだものの穂村さんについてはまだ吉野朔実まんがのあとがきの印象が強く、エッセイやインタヴューを読むと女子小学生めいたイラッとかんが蘇るので払拭したいおもいもあり、しかしその彼が川上さんを真面目な小学生と評しており、おまゆう?!みたいな逆効果となりましたが。
dadako

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『Made by Hand ポンコツDIYで自分を取り戻す』Mark Frauenfelder(著) 金井哲夫(訳) オライリー・ジャパン
Made by Hand ―ポンコツDIYで自分を取り戻す (Make: Japan Books)
>「Makerムーブメント」を主導する雑誌「Make」の編集長、ブロガーとして知られる著者による、ビットの世界からアトムの世界への旅の記録。
野菜作り、エスプレッソマシンの改造、シガーボックスギター作り、鶏小屋作りと養鶏など、さまざまなDIY体験を通じて、個人が物を作ることの意味を考える一冊です。
>「失敗とは恥ずかしいこと」、そして「自家製品は不完全なもの」という固定観念から抜け出して、身の回りの物理環境を創造、改良するという楽しみを、生活に取り入れていく過程をユーモアを交えて綴ります。
>自分にあったDIYをはじめてみたいと思っている方、Makerムーブメントの根底にある価値観を知りたいと考えている方におすすめです。

たまたま昨夜見たNCIS:LAに、ソフト開発会社の男子連との「手挽きのエスプレッソ飲む?」「それとも紅茶キノコ飲む?」というやりとりが出てきて、タイミングよすぎて噴いてしまった。
Nakano_Hitsuji

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はてなブログで感想を書きました。
『トランペット』ジャッキー・ケイ
http://nakanohitsuji.hatenablog.com/entry/2018/10/13/200000
男性の死をきっかけに、家族や縁の合った人達が、彼を回想する物語です。
boundary-line

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9月
・千葉雅也『メイキング・オブ・勉強の哲学』…『勉強の哲学』を復習する本
http://usaginooto.hatenablog.jp/entry/2018/09/19/070000

・桃山商事『二軍男子が恋バナはじめました』…どう考えても、二軍男子というネーミングに惹かれて読んでしまった。恋愛や結婚の本質を考えさせられる。
http://usaginooto.hatenablog.jp/entry/2018/09/21/113000

・『安倍晴明と陰陽師の秘術』…安倍晴明の歴史をひも解いていて、面白い(正確かどうかは知らないけど)
・對馬陽一郎『ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手に働くための本』…病気に関係なく、仕事をする基本中のキホンとして、具体的な技術がのっていた。よい。
・松尾たいこ『古事記ゆる神様100図鑑』…古事記もいつかきちんと読んでみたい。
poolame

読了

9 月
・穂村弘『はじめての短歌』……短歌入門書。男がひとり、外でぼんやり佇んでいると通報されておまわりさんがやってきて、事情を聞かれる。そんなときは「コンタクト落としちゃって」と言えば相手はほっとして「そうですか、大変ですね!」と一緒に探してくれる。だが、そんな、相手の側が、とりわけ世間の代表ぽいおまわりさんが納得しやすい理由でばかり我々は佇んでいるわけではないのです、ってくだりが強烈に印象に残ってしまい、メインのところを忘れてしまいました。おすすめです。
・鯨統一郎『月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿』……これはめずらしく、さしておもしろくなかったなあ。語り手が室生犀星なので、そこで何か一ひねり来るかと思ってた。
・岡井隆『鉄の蜜蜂』……かっこいい歌集。ハードボイルド。読むの大変だった。短歌界のイコライザーです。おすすめ〜〜。
・穂村弘×堀本裕樹『短歌と俳句の五十番勝負』(再読)……短歌読まない人がお題を出すので大変そうだった。即興ではないけどそれに近いかたちで、結構完成度にばらつきがあって、それがまたおもしろいのかな。エッセイや後書きが充実していて、本としてはかなりお得。おすすめです。
・山田正紀『カムパネルラ』……若い人の思想教育を『銀河鉄道の夜』の第三稿で行っている不思議な世界のお話。『銀河鉄道の夜』の読者ならば必ず思う「45 分……?」に答えてくれる。はははは。おもしろかった。おすすめです。
・早川タダノリ『神国日本のトンデモ決戦生活』……戦後、山口瞳なんかが、戦争で一発当てようとしてた連中よ、いいかげんにしてくれ、戦争は終わったんだって書いたことなどが、よりリアルなものとして響いてきました。史料満載でおすすめです。
skbn

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返信先せきららこ
「荒野の胃袋」井上荒野
いくつか美味しそうなレシピがあって、ブリかぶらは今年試してみたいですね…

「あれの」というペンネームだと思うので、「あれののいぶくろ」だとおもうのだけど「こうやのいぶくろ」とよんでもいいのかな。ハードボイルドな食欲の本で楽しかったです。
skbn

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くがつ。せぷてんばー。
「じっと手を見る」窪美澄
「迷子の星座たち」坂崎千春
「りこんのこども」紫原明子
「わたしにふさわしいホテル」柚木麻子
「荒野の胃袋」井上荒野
「『女子』という呪い」雨宮処凛
old-rose

読了

2018年09月に読んだ本と漫画リスト
・上田規代、上田鞠絵『恋と誘惑のレシピ レストラン ル・ロワイユ』BL漫画
・藤巻忠俊『黒子のバスケ STARTER BOOK ①②』漫画
・メレヴィス・ウェバー、藍まりと『砂漠に咲いた愛(ハーレクイン)』漫画
・羽志主水『監獄部屋』青空文庫にて
・イノセ『鈴木と王子の千夜一夜』BL漫画
・西森博之『今日から俺は!! ①②』集英社文庫、漫画(ドラマ化するのを機に)
・藤崎竜『封神演義 ①②③④』小学館文庫、漫画(一挙放送をしていたアニメを見たのを機に)
・BELNE『ロンドンの佳き日 ①』漫画
・川端康成『眠れる美女』新潮文庫(収録:「眠れる美女」「片腕」「散りぬるを」。表題作に触発されて書かれたという G・ガルシア=マルケスの小説を読んだのを機に)
・『フルールコミックスアンソロジー 勇者受BL』BL漫画
・大竹直子『しのぶれど』『貴様と俺 しのぶれど番外編』BL漫画
・武者小路実篤『友情』新潮文庫
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