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村上春樹

それは僕に生物進化の行き止まりのようなものを連想させた。遺伝子的後退。間違えた方向に進んだまま後戻りできなくなった奇形生物。進化のベクトルが消滅して、歴史の薄命の中にあてもなく立ちすくんでいる孤児的生物。時の溺れ谷。それは誰のせいでもない。誰が悪いというわけでもないし、誰にそれが救えるというものでもない。(「ダンス・ダンス・ダンス」上p9-10)

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梅田望夫: ジャック(オス、今は15歳、体重35キロ)と一緒に。

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